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デ・トマソ マングスタ -1 [あこがれのクルマ]


昭和50年頃、ある日の中日新聞にこんな記事が載っておりました。
「ステップ・イン・ナゴヤ」と名づけられた身障者へのチャリティーイベントで
地元のポルシェクラブが協力し、名古屋市内をパレードするというのです。
さっそくワタクシは事務局に電話し、そのクルマたちの写真を撮りたいが
どこへ行ったら撮れるかたずねました。すると県庁を出発し、最終的には
八事の名城大学で展示するということでした。

当日、まだ人気の無い大学構内でポルシェの大群を待ち構えていたワタクシ
の前に突如として現れたのがこの真っ赤なマングスタだったのです。
「えっ?マングスタ?」「マングスタって名古屋にあったの?」「なんでここに?」
マングスタはワタクシにとっては一番のあこがれのクルマであり、幻のクルマ
でもあったのです。
しかもあの「世界の自動車特集」で見た、紅葉の林にたたずむマングスタと
同じ真紅のマングスタが、まるで自分だけのために現れたかのようでした。
「世界の自動車特集1973年」から

運転してきた方は、派手なクルマに似合わずフツウの中年のおじさんでした。
聞けばステアリング系が調子悪く、そのためにパレードをやめて一足先に
やってきたのだというのです。
この頃はまだブームが始まってなくて、カメラを持った子供たちはほとんどいませんでした。
あとから到着したクルマたちは実に多種雑多。主なところではランボルギーニ ミウラS、アストン
マーチンV8、マセラティ ボーラ、パンサーJ72、といったところでしょうか。
次回へ続く。


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