6月13日、いすゞオーナーズミーティングに今年はギャラリーとして見学に行きました。
場所はいつものくらがり渓谷駐車場(愛知県岡崎市)です。

東海地方はこの日から梅雨入り。
予報では昼から本降りになるようなことを言っていましたが、結局、時折降ったものの
最後まで本降りにならなかったのは幸いでした。


117はもともとはフローリアンの開発番号でしたから、
「・117」というナンバーがついていてもおかしくないんですが、初めて見ました。







でもその心臓部にはクーペのエンジンが・・・。












いつもは黒のECに乗っている方ですが、今回は黄色のハンドメイドに仮ナンバーを
付けて持ってきました。







車体番号が163という若い番号、いわゆるタイプ1と呼ばれるもの。
ごく初期のサーベルラインはステンレスでなく、鉄にメッキしてあるというのが定説ですが、
この固体も錆が出てきているので、ステンレスではなくメッキ加工されているものと思われます。


いすゞ自動車で117クーペの(7台作られた)試作車を作っていた人に
話を伺ったという方の話によると、試作車はライトの枠などの部品も
銅板などを叩いてそれをメッキで仕上げていたそうです。
サーベルラインはプレスで成型されていましたが、
そのままでは合わないので、一台ずつ金槌で叩いて調節し、
その後仕上げのメッキに出されていました。
なので、サーベルラインには合わせたクーペの車体番号が裏に書かれていました。
ただそれでも槌目が残ってしまうので、それを隠すためにヘアラインを入れたのが
はじまりで、それが生産車にも引き継がれました。
それがいつから、ステンレスになりメッキがなくなったのかはよく知りません。



*サーベルラインとはAピラーからルーフ、Cピラーにかけて取り付けられた
ナギナタ型のステンレス製モールをさします。


HMのメーターパネルは台湾楠の根こぶ。
実際のウッド部分はたいへん薄くて、その上に塩ビシートが真空成型されています。








1964年 ヒルマン ミンクス スーパーデラックス
「練5」というシングルナンバーのこの固体、
このたび中国地方の愛好家の手に渡り、引き取って帰る途中だそうです。







元いすゞディーラーの工場長に解説していただきました。







左のタイヤハウスに付いているのはワイパーモーター。
ワイヤーでワイパーを動かしています。









最近はワタクシの顔を見ると「今日は全部で○○台だね!」と声をかけてくる方が
何人かいます。
でもその台数が自分が思っていた数よりも多かったりすると「え、そんなにある?」
と、ちょっとこっちも焦ってしまいます。
なんだかやりにくいなぁ~。(^^;

駐車場の誘導で難しい面はあると思いますが、
やはり車種別にまとめて駐車できるように主催者にはお願いしたいです。


では、今回もくらがりにやってきた117クーペを全車掲載です。
ギャラリーのクルマ(9台)もあわせて、
まずはハンドメイド(1968.10~1973.3)から。






続いて量産丸目タイプ(1973.3~1977.12)。


鹿児島からやってきました。
















角目タイプ(1977.12~1981.5)。(丸目に改造も含む)






以上、 HMが7台
    丸目が15台
    角目が13台

    合計  35台 (kanican調べ)


みなさん、お疲れ様でした。





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