11月17日に映画「0.5ミリ」を観て来ました。
映画館に行くことなんて滅多にないのですが、117クーペが
登場するというので、ぜひ観ておこうと出掛けました。







映画館は名古屋市東区の名演小劇場。
愛知県内ではここだけの上映でした。






監督は奥田瑛二の娘、安藤桃子。主演はその実妹、安藤サクラ。

テレビやラジオ、新聞などでさかんに安藤桃子が出ていましたので、
ワタクシのなかでは“話題の映画”という捕らえ方だったんですが、
当日午後の観客数は約20名程だったというのがちょっとショックでした。













映画の中で117クーペは元自動車整備士、坂田利夫の宝物として登場するのですが、
コツコツとお金を貯めていた人物の愛車という設定にはちょっと無理があるように思いました。
原作ではヒルマンミンクスなんですが、どちらもお医者さんが乗るようなクルマですから。
(まぁ、そんなことにはとらわれずに採用したんだと思いますが・・・)


しかし映画ほぼ全編にわたって大写しされる117クーペにワタクシは大感激。
なんだか自分が見られているような感覚。
(自分のクルマでもないし、もう117オーナーでもないのですが)

「安藤桃子はよくやった!」と褒めてやりたい。(え?そこ?!)


117クーペには最優秀助演女優賞だ!(単なる小道具だろ)





「ところで0.5ミリって、何が0.5ミリなの?」と聞かれても
映画を一度観たぐらいで答えられる人は、そうそういないと思う。
小難しい台詞のなかに突然、一度出てくるだけの単語。
ワタクシなら、そう答えるのが精一杯。







原作を読むとまた、これがいい。














      「男たちよ、若い女に117クーペを贈ろう」  鈴木真人

      http://www.webcg.net/articles/-/31576