昭和45年、鶴田浩二の「同期の桜」。
でも歌っているのではなくて、曲をバックに日記を朗読してます。

   昭和二十年三月二十一日
     陽光うららかな日
 美しく立派に散るぞ。そう言って一番機に向かう戦友の胸に
俺はまだ「ツボミ」だった桜の一枝を飾って送った。
明日は俺の番だ。死ぬ時が別々になってしまったが靖国神社で逢える、
その時はきっと桜の花も満開だろう。
           ・
           ・  
という具合に3日分を朗読しているのです。
当時小5だったワタクシは、友達のうちでこのレコードを聞いて「かっこいい!」
と思い、自分も買いました。

自分では特別に意識はしてませんでしたが、この頃はTVでも戦争ドキュメンタリー
アニメ「決断」(昭和46年)とかやってましたし、夏休みには「ゼロ戦はやと」
再放送を見ていました。
プラモデルも友人につられて、航空母艦をよく作りましたし、雑誌「丸」も立ち読みしてました。
学校の図書館で借りてくる本も「山本五十六」とか・・・。

今想うと不思議な時代。