昨年10月の発売以来、気になっていたのがこの「スーパーカー誕生」沢村慎太朗著
という本です。

しかしながら約5000円という価格がネックで、なかなか購入にまではいたらなかったのですが、
先日、ようやく買うことができました。 



この本のスゴイところは、1960年代なかばから登場したスーパ-カーの設計に
たずさわった技術者たちを直接取材して、開発ストーリーを書いているところです。
一部はカー・マガジンで連載されたそうですが、残念ながらワタクシは知りませんでした。



あこがれのスーパーカーの誕生には、どういう背景があったのか、誰の意見でそうなったのか、
約800ページをめくるたびに目からウロコがおちるような思いで読みました。
"ただカッコイイから”好きだったスーパーカーも、この本を読むと見方が変わってきます。



個人的にはデ・トマゾ マングスタが、じつはイソの幻に終わったミッドシップ計画
のためにデザインされたものだったというのが一番の驚きでした。
「もしマングスタがイソから出ていたらどんなクルマになっていたんだろう・・・・」
と空想してみるのも楽しいです。


それと「いすゞの5.3 V12」という文字がこの本に出てくるとは思っても見ませんでした。(^^