正確には覚えていませんが昭和55年前後のことだったと思います。
当時あった「カービート」という雑誌(これも不確かですけど)に中沖満という
人が毎回珍しい車とのふれあいを書いていました。
あるとき真っ白のデトマソ・マングスタの話が載りまして、中沖氏が塗装の補修が
終わったマングスタを先方の車屋に届ける為にドライブしたときのエピソードが書
かれてありました。
マングスタの情報に飢えていましたワタクシはその中沖満なる人物にお手紙を書きました。
内容は自分が見たことがあるマングスタの話やら、スーパーカーブームで集めた
マングスタの写真から日本には何台のマングスタがあるのでは・・・、といった
内容だったと思います。そして「中沖満さんってシーサイドモータースの方ですか?」
と質問したのです。(自爆)
程なくして、中沖氏ご本人からお手紙を頂きました。
そこではじめて「わたびき自動車」の名前を知り、さらに氏が日本一の塗装職人ということを
知るまでに時間はかかりませんでした。
氏からの手紙の内容は四輪よりも二輪の方に興味があり、「浅間山ミーティングクラブ」などを
主催しています、というようなことが書かれてました。ワタクシは二輪を飛び越していきなり
四輪に興味をもってしまったので、よくわかりませんでしたが・・・。
「力道山のロールスロイス」はその時の連載をまとめたもので、昭和57年に出版されました。