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軟骨腫 [家族]

 ちょっと前の話ですが、長男(中二)が足が痛いというので見てみると、
右ひざの内側がぽこっと膨らんでいます。
明らかに異常な膨らみだったので近所の整形外科で診てもらうと
「余分な骨が生えてきていて、それが筋を圧迫している」と言われました。

その骨を削り取る必要があるというので、大きな病院へ行って手術を受けました。

右側に鍾乳石のような骨の出っ張り。それを赤線のところから削り取る手術。
Scan10002_R.JPG

病院は整形外科だけでも診察室と処置室が20部屋以上もあり、
いったい何人の医者がいるんでしょう?!。
建物が新しく、様々なシステムも機械化されていてとても効率的でした。

すでにレントゲンによる診断が済んでいるので、病院へ行ってすぐに手術の
日程が決まると思いきや、CTやMRIによる詳しい検査があり、
さらにその画像を大学病院へ送って、体のあちこちにできる多発性のものでない
かどうか、専門医の判断を仰ぐという。

後日その結果を聞きに行くと、「先日のMRIが写っていませんでした・・・」と言って
撮り直しというハプニングもあったりしましたが、検査結果に特に問題はありませんでした。


担当医との話では半身麻酔でやると言っていたので、
「意識があるのに、骨をノミで削られるのはかわいそうだなぁ」と思いましたが、
あとで麻酔担当医との打ち合わせで全身麻酔でもいいという話がありましたので、
迷わず全身麻酔にしてもらいました。


肺活量の測る検査では若い女性の看護師が
「 ハイ!  フゥ~っと!! もっとッ!!! もっとッ!!!!・・・」と大声で叫びながら
必死で何度も計り直しをしている様子が部屋の外まで聞こえてきました。
「全然なかったぁ~」と言いながら、情けない顔ででてきた長男はワタクシに似たんでしょう。(^^;



手術は90分程。
手術室から出てきた先生がデジカメで、削り取った約4センチの骨の画像を見せてくれました。
それはまだいいのですが、次に見せられた画像は足が切り開かれた患部の画像。
生々しくて、これは正直見たくなかったです。

入院は手術前日と当日の2泊3日。
退院時に「松葉杖が欲しい・・・」と言っていた長男ですが、病院の駐車場まで使っただけで、
家では一度も使わず仕舞い。すぐに歩けるようになりました。


k入院ー1_R.JPG




手術をする前に担当医から説明を受けるのはわかっていましたが、それが血栓予防のこと、
輸血や血液製剤に関する説明、麻酔の説明、一般合併症の説明などなど、
何枚かの同意書を書きながら、20年前に自分が痔ろうの手術、入院をしたときとは
何もかも違うなぁと思いました。(^^;






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